アンコール遺跡群への旅忘録③ タ・プローム
アンコールトムを出た後(確かツアーでクメール料理のお昼を食べて)
向かったのはこれまた有名な遺跡
タ・プローム。
ラピュタとも言われてますが、
後日訪れたベンメリアのほうがラピュタみはあったかな。
映画トゥーム・レイダーのロケ地としても有名。
この崩れかけた場所をロケ地っていうのも凄いけど!
(映画も、公開時に観ました!)
アンコール王朝が衰退して、人の気配がなくなったままの1000年近い時。
文明は途切れ、植物たちだけが時を刻む。
その気が遠くなるような静かな時の流れを想像するだけで、
胸がドキドキしてしまう!
きっと、1000年前はここに僧侶たちが行き交っていたんだろうなあ。
ジャングルの中の遺跡。
いま改めてこの場所に立てたことが素敵なことすぎる。
うっそうとしたジャングルに差し込む光と苔むした遺跡のこの雰囲気が
とても好きで。
暑いのに涼しい。
足元には崩壊した石材があちこち散らばっていて、
その石材だけでもロマンを感じちゃう。
君は元々どこにいた石材?
ガジュマルの木と遺跡が共依存している世界。
ここは、発見当時のままで残されていて、メンテナンスはしているけれど、
樹木の除去は一切されていないそう。
ガイドさんの話によると、
このままだと樹木も成長し続けるからいずれ遺跡は倒壊してしまうだろう。
でも、遺跡自体が逆に樹木に支えられている状況だから、
撤去しようにも撤去出来ないんだ。
もしかしたら将来今のこの姿を見ることは出来ないかもしれないね。
って言ってました。
石に生えた苔、大好物。
ついつい自然の驚異ばかりに目が行ってしまうけど、
壁に施された装飾も他の遺跡に負けず劣らず。
この木の幹に埋もれた仏像の顔も有名よね。
近くには寄れなかったのでズームしたらボケてしまったけど。残念。
隠れミッキーもいたよ!(違う)
何度見ても圧巻な世界。
石に含まれる養分を吸って生きているのかな。
ここに限らずだけど、ここを一番最初に発見した人の昂ぶりを想像すると
羨ましくなってしまう!
一番人気のスポットがこちら。
記念写真待ちの行列が出来ていました。
私たちも撮った!
けど、出入り禁止のロープが張ってあったり人がザワザワしていたりと
ムードには少し欠ける。
思っていたよりも規模は小さくて、遺跡内を巡る自由度もなかったのですが
それほど時間をかけなくても回れるのは、遺跡が多いアンコールでは
逆に良かったりするかもしれません。
次はいよいよアンコールワットに向かいます。